最先端のがん治療!
女性のかかるがんで最も多いのが「乳がん」と言われています。
私の身近な人達のなかにも乳がんで乳房を全摘され、その上、術後の後遺症や、見た目のダメージからその辛さを分かっていても、分かるからこそ尚更、何と声を掛けてあげたらよいのか考えてしまったことがあります。
がん治療となれば、どうしてもがん細胞摘出の手術になるのが普通と思う方がほとんどだと思います。
でも、今や、日々、医療技術は進歩しています。患者の負担や不安をできるだけ減らす治療方法が・・・![切らずに治す」嘘のような、本当なの?
日本各地で、最先端のがん治療行っている病院があるようです。そういう病院が何処にあり、又、どういった診療科専門なのかを、知っておいても良いのではないでしょうか。
※ただ、がんを治せばいいということでなく、機能を温存して、自分らしい生活を維持させるための医療を望んでいます。
乳がん治療の医療機関
◆医療機関名:亀田メディカルセンター(千葉県鴨川市)診療科:乳腺科
☆早期乳がんに対して「凍結凝固療法」を行い、診断、手術、化学療法(抗がん剤)など乳腺科内の専門医や各科と提携して統合された医療を行っている。
☆凍結凝固療法とは、2.7ミリの針先を腫瘍に挿入してして、針先をマイナス160度まで急速冷凍・解答を2回繰り返すことで、がん細胞(大きさは1cm以内)を死滅させることができます。縫合もなく絆創膏を貼るだけで日帰りができます。但し、適用条件として転移のない方に限ります。
でも、腫瘍が1〜3cm以内の場合は、内視鏡を使った乳房温存手術が可能ですが、がんが皮膚にまで浸潤している場合は適用できません。
※「凍結凝固療法」は、保険がききませんが、費用としては約35万で済みます。
◆医療機関名:和歌山県立医科大学附属病院(和歌山市)診療科:乳腺外科
☆乳がん治療に「ラジオ波熱凝固療法」を取り入れ、傷跡が残らないようにしている。また、放射線治療など化学療法も行っています。
☆ラジオ波熱凝固療法(乳房温存)とは、がん病巣(2cm以内が適用)の中心部に電極が流れる針を刺し、周囲ににラジオ波による熱を発生させてがんを凝固、死滅させる方法です。2泊3日の入院が必要で、保険適用されていませんが、費用は数10万で済むように努力しているとか。最大のメリットは、傷跡がほとんど残らないことですが、デメリットとして、術後の病理検査が不可能のため、術後もこまめなMRIなどの検査が必要です。
◆医療機関名:埼玉医科大学国際医療センター(埼玉県日高市)診療科:包括的がんセンター
☆「術前化学療法」乳がん、肺がん、卵巣がんなどの化学療法を診断・治療。外科、放射線科、緩和ケアなどと連携しながら患者に最大の治療を目指しています。
☆術前化学療法とは、数ある抗がん剤の中から、患者それぞれのがんに合わせて選び使用します。女性のがんでは、抗がん剤治療がよく効果を発揮するのが乳がんです。腫瘍がある程度の大きさにまで進行したがんでに対しても、手術前に抗がん剤を投与して、腫瘍が小さくなれば乳房温存手術が可能です。
※治療が難しく生存率が低かったがんにも効果を発揮するハ―セプチンと言う分子標的薬が登場し、がんの進行を抑え治ってしまうケースもあります。術後の補助療法に使用の場合保険が適用され自己負担は1回2万円で、3週間に1度の割合で1年ほど投与します。
◆医療機関名:りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)診療科:がん治療センター・外科
☆日本初のラジオ波による乳がん手術。腫瘍2cmまで適用。費用は自費負担で50万円程度。
◆医療機関名:東京大学医学部附属病院(東京都文京区)診療科:放射線科
☆さまざまながんに対応(乳がん・頭頸部がん・婦人科がん)前立線がん、子宮頸がん、食道がんなどは豊富な症例を持ち、最先端の医療を行っている。
◆医療機関名:UASオンコロジーセンター(鹿児島県鹿児島市)診療科:乳腺外科
☆世界に先駆け肺がんのピンポイント照射を確立。独自の装置を考案して4次元ピンポイント照射も開発。切らずに治すがん治療を推進。乳がん、肺がん、前立腺がんなどでは実績を上げています。保険がきかない自由診療。
進行がん(子宮がん・肝がん・肺がんなど)の治療の医療機関
◆医療機関名:放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院(千葉県千葉市)診療科:重粒子医科学センター
☆腫瘍をとる力が強い重粒子線での治療にあたる世界でも数少ない医療研究施設。進行して手術ができないがんなどの治療にあたり、成果を上げています。
☆医療用重粒子線治療装置は、骨肉腫のような手術できないがんなどに使われています。頭蓋骨や骨盤にできた腫瘍などこれまで手術不可能と言われていたケースでも治療が可能になり、また子宮がんで大きくなりずぎて手術不可能なケースでもがんが消失したケースもあります。一般の放射線より副作用は出にくいようですが、重粒子が通り抜ける部分の皮膚や臓器は障害を受けるため、かゆみが出たり、潰瘍や出血が起こる可能性もあります。費用は、314万円+入院費、高額ですね。
◆医療機関名:愛知県がんセンター中央病院(愛知県名古屋市)診療科:放射線科(頭頸部がん・子宮がん)
☆トモセラピーなど最新の治療機器を使い、全身のがんに対応しますが、特に頭頸部にできた各種がんや子宮がんの治療は、放射線科に入院したうえで化学療法を含めた統合的な治療を行っています。
消化器系のがん治療の医療機関
◆医療機関名:国立がんセンター中央病院(東京都中央区)診療科:消化器内視鏡グループ(胃がん)
☆胃がん治療においてITナイフ(胃に穴が開かないように先端を工夫した電気メス)を用いた内視鏡手術ESD(内視鏡的粘膜下層はく離術)
◆医療機関名:静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東部)診療科:内視鏡科(胃がん・食道がん)
☆胃がんや食道がんの治療にITナイフを用いた内視鏡手術(ESD)を取り入れています。(ITナイフを使うことで10数センチまでのがんを切り取る事ができます。)
※ESD手術適用となるのは胃以外にが転移が見られない患者の2割で、転移が疑われる患者には適用されません。ITナイフを使ったESDは、'06年4月から保険適用されるようになりました。
がん保険の必要性?
がんは、1980年以降死因のトップとなり、2004年では年間死亡総数102万9千人のうち32万人が、がんで亡くなられています。2015年には、現在約300万人いるがん患者が540万人程度まで急増すると言われています。
がん治療には、医療技術の進歩で手術の方法もさまざまとなり、先進医療などの特別な設備や高度な技術を必要とする治療の場合、保険適用外というのも結構あります。抗がん剤でも、厚生省の認可がないと自費払いで、体の負担だけでなく、医療費負担も重くのしかかってきますよね。そのためか近年では、がん保険に加入される方が多くいらっしゃるようです。
がん保険は、がんと診断された時や入院された時に、安心してがん治療するために必要な経済的備えとなる保険です。医療保険と比べ、保険料が割安なのに保障は充実しています。入院給付金が日数に制限なく受け取れることや診断給付金として100万円・200万円などとまとまったお金を受け取れることなどが、がん保険の特長です。
※がん保険の基本保障にプラスして、悪性腫瘍に対する粒子線治療などの先進医療を受けた場合、技術料に応じて給付金が受け取れるがん保険などの商品もでているようです。